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2015.7.30 DPや撮影メニューのアピールや固定客確保で実績あげた - ホッタカメラ -

(2188号 平成27年7月24日発行分より抜粋)

東京都杉並区にあるホッタカメラは、DPと撮影という基本業務に徹底して力を入れて、実績を回復。好調な軌道に乗った。

ホッタカメラ.png

「前半戦、ちょっと苦しんだ部分はあったが6月に入り前年比119%の売上になった。プリントと撮影ともに伸びた感じだね」と中沼社長。このうち、DPに関しては、徹底して原点に返った戦略をとった。
まず、店のレイアウトなどを見直して、入りやすさなどを改めて検討。『写真屋らしい装い』を意識するようにしたのである。
受付機を置いて店内が見えにくくなるということをしないように、見通しの良さを考えたのである。
スマホプリントにもさらに注力。
シャッフルプリントなども含めて、店でサービスを行っているということを、きっちりとアピールしたのである。

もともと同店は写真クラブも持っており、固定のプリント客はつかんでいた。
これらの顧客にプラスオンするかたちで、改めて呼びかけて集客したプリント客がプラスしたのである。
さらに、残存者利益も大きかった。
「改めて見回してみたけど、近隣の駅を見てもほとんど写真店さんが残ってなかったんだよね。そんな中で、改めて当店がアピールに注力したのだから、プラス効果は大きかったんじゃないかな」と分析する。
ちなみに、前述の写真クラブにはかなりホッタカメラに協力的なメンバーが多く、一度、会員の一人が自宅プリントしたものを出したところ他のメンバーが一斉に非難。
このような、固定ファンと改めて集客した新規客の存在があり、プリントは回復したようだ。

さらに、撮影である。こちらは二階にスタジオを持つ、同店としての特性を活かして、選択できるメニューにした。
つまり、一階の店頭で撮影する場合は、簡単な修正程度だが比較的安い価格帯で設定。
二階で撮影する場合は、本格的にライティングしてレタッチなども行うのでやや高め。
需要に応じて、撮影客に勧める形をとっているのだが、
一階で就職用の写真の撮影に来た客が、写りを考えて二階での撮影を希望したりと、どちらの客も逃さずに集めた。

ほか、同店では二階スタジオ横の普段は応接室のスペースを貸しギャラリーとして展開。
京王井の頭線浜田山駅すぐという立地もあってか、写真に限らず絵画などの需要もあり、こちらも口コミで利用者が増えてきた。
さらに、本誌でも既報のように、別店舗で雑貨店を経営しているが、こちらの売上も安定。
雑貨商品の中で、写真店でも売れそうなモノがあれば、積極的に持ってきて販売するなどして連携効果も活用している。
原点に返り、多分野で展開する同店の売上には今後も期待できそうだ。